当研究所の会長、下地恒毅博士の著書からの情報
第1章 痛みとは何か
第2章 痛みは人体にとって最大の有害ストレス
第3章 代表的な痛みのメカニズムと対処法
第4章 痛みをどうケアすればよのか
←Amazonで購入可能
第1章
痛みは生体のホメオスターシス(恒常性)を崩す
(p10より)
痛みは苦痛ですし、不快なものです。不快なものはストレスとして働きます。不快なストレスが続くと、生活そのものの質が下がります。痛みが続くと、今度は視床下部という中枢を介して、自律神経の異常が生じます。自律神経の異常が生じると、心臓や血管、消化管などの機能障害が起こってきます。また、不快な感情が続くと、大脳辺縁系という大脳の外側縁にある部分を介して、精神症状を生じてきます。同じく脳幹網様体という脳の深い部分を介して、不眠の症状がでてきます。